pinkoさんの「″DIYペイントテク″ で簡単におしゃれなテクスチャを作る」
2018/06/11コラム


暮らし上手な「ものごとブロガー」コラム。「pink pinko life」の pinkoさん第4弾です!

前回のコラムでは100均グッズを組み合わせた「簡単木工DIY」で素敵なディスプレイラックが完成しましたね。DIYの壁がグンっと低くなったのではないでしょうか?
今回はプチプラ手作り雑貨のクオリティをさらに上げる「ペイントテクニック」について教えてもらいました。家の雰囲気に合わせて好きなペイントテクをお試しくださいね!



クオリティーの秘密はペイントにあり!アンティーク風ペイントテクニックをご紹介!


100均アイテムなどの安価な材料を使い、難しい工程もなく気軽に創作を楽しむことができる「プチプラ手作り雑貨」。
特別な工具も技術も必要とせず、思い立ったらすぐに作ることができるのもプチプラ手作り雑貨の魅力のひとつです。

しかし、100均アイテムなどの安価な材料を使うと、どうしても見た目がチープな作品になってしまうのが悩ましいところ。
特にインテリア雑貨として使うのであれば、見た目のクオリティーにこだわりたいですよね。

そこで今回ご紹介するのが、作品のクオリティーをグンとアップさせる「ペイントテクニック」。
例えばこちらにある100均のフレームたち。


ごくごくありふれたフレームですが、これにアンティーク風ペイントを施せばこの通り。



味わい深いアンティーク感漂うフレームに大変身しました!

特にこれといった手を加えることもなく、フレームをペイントしただけで、元が100均アイテムとは思えないないクオリティーの作品を作ることができました。

数色の塗料を塗り重ねるだけで、色だけでなく質感までも変わったように見せることができる「アンティーク風ペイント」。

100均のフレームを材料に使って、そのペイントテクニックをたっぷりとご紹介してみようと思います!


1.アンティークウッド風ペイント



塗膜を作らない塗料を刷り込み、木目や木筋などの素材感を活かすことで、古びた木材のような風合いを表現するペイント法です。
木目の濃淡を出すことで、古材のような深いアンティーク感が生まれます。



使用する塗料がこちら。

「水性ウッドステイン(チーク/ブラック)」です。

「ステイン塗料」というのは、塗膜を作らず木の内部に浸透する塗料で、木目を残してペイントしたいときに使います。塗装されていない無垢の木材に使うことができます。



「水性ウッドステイン」のチークを全体に下塗りし、水で薄めたブラックを所々に塗り重ね、すぐにティッシュで押さえて染みを付けていきます。

さらにヘラを使って表面をまばらに軽く削り、経年の傷跡を表現していきます。



これでアンティークウッド風のフレームを作ることができました。

使い込まれたような傷跡や深みのある木肌が、ノスタルジックな趣を感じさせてくれるアンティークウッド風ペイントは、木の素朴な質感を表現したいときにおすすめです。


2.ヴィンテージ風ペイント



経年劣化したような、古材の風合いを表現するペイント法です。

塗装が剥がれたり、汚れたりしたようなダメージ感をイメージしながらペイントするのがポイントです。



使用する塗料がこちら。

・水性ウッドステイン(チーク)
・ミルクペイント(ヘンプベージュ)
・ミルクペイント for ガーデン(クラウディーブルー)
以上の3色を使います。

今回使う「ミルクペイント」という塗料は、ミルクそのものを原料に使用した天然由来の塗料です。
気になる塗料の臭いや肌荒れの心配もなく、クリーミーな質感で伸びがいいのでDIY初心者さんにもおすすめです。



クラウディーブルーを下地を塗りつぶさないようラフに塗り、水で薄めたウッドステインを所々に染みこませます。
その後、丸めたラップにヘンプベージュを少量付け、ポンポンと軽く叩くような感じで乗せていきます。



これでヴィンテージ風のフレームを作ることができました。

数種類の塗料を重ね合わせることによって、長い年月を経たようなヴィンテージ感を表現することができます。
さらに色を重ね、汚れ加工を重ねれば重ねるほどヴィンテージ感はアップします。


3.モダンシック風ペイント



マットブラックにゴールドラインを加えた、洗練されたモダンな雰囲気のあるペイント法です。
気品のある色合わせは、上品さや高級感を演出してくれます。



使った塗料はこちら。

・ミルクペイント(インクブラック)
・アイアンペイント(ライトゴールド)
以上の2色を使います。

「アイアンペイント」という塗料は、塗るだけで鉄や金属のような質感を表現できる特殊な塗料で、インダストリアル系の家具や雑貨作りにとても重宝します。



インクブラックを全面に塗り、マスキングテープで養生したフレームの内側をライトゴールドでペイントします。

アイアンペイントを塗る際には、筆や刷毛でなく「スポンジ」を使ってポンポンと叩くように塗り上げると、ざらついた金属のような質感をうまく表現することができます。
塗料が完全に乾いたら、ゆっくりとマスキングテープを剥がします。


ゴールドラインが際立つ、モダンシック風のフレームができました。

空間をギュッと引き締めてくれるブラックに、光沢のあるゴールドを加えることによってモダンでシックな印象を表現することができます。

フレーム内には温もりのある絵などを組合せ、緩急のギャップで空間をレイアウトするのもおもしろいですね。



4.フレンチシャビー風ペイント



塗装の剥がれや擦れた風合いを表現するペイント法です。
明度の高い色を基調にすると、女性的で柔らかな印象に仕上がります。



使った塗料はこちら。

・水性ウッドステイン(チーク)
・ミルクペイント(ヘンプベージュ)
・ミルクペイント for ガーデン(モルタルグレー)
以上の3色を使います。

先にご紹介した「ヴィンテージ風ペイント」と使う塗料は一色しか違いませんが、一色違うだけで仕上がりの印象がガラリと変わるのもペイントのおもしろいところです。



フレームの正面周りに、100均の「ラインストーンシール」をぐるりと一周貼り付けます。

ヘンプベージュとモルタルグレーをまだらに塗り、水で薄めたウッドステインを上からまんべんなく馴染ませていきます。さらに塗り合わせが不自然なところを中心に、所々ヘンプベージュを上塗りします。



フェミニンな印象のフレンチシャビー風フレームができました。

長く大切に使い込まれたようなフレンチシャビー風ペイントは、女性らしい柔らかなイメージに仕上げたいときにおすすめ。
ホワイトやアイボリーのような色味を使って、あたたかみを表現するのがポイントです。


5.ジャンクミックス風ペイント



色や質感が異なるテイストのものを組み合わせ、ジャンク(がらくた)のような風合いを楽しむペイント法です。

これまでにご紹介した4つのペイントテイストを掛け合わせてみましょう。



使った塗料はこちら。

・水性ウッドステイン(チーク/ブラック)
・ミルクペイント(ヘンプベージ)
・ミルクペイント for ガーデン(ミッドナイトブルー/ナチュラルミント)
・ラストメディウム(レッドブラウン/ダークブラウン)
以上を使います。

「ラストメディウム」という塗料は、塗るだけで金属の「錆(サビ)」を表現できる、古びたアンティーク調の雑貨作りにぴったりの塗料です。



今回はフレームに加え、100均の「板材」を2枚使います。

フレームをラストメディウムで塗り上げます。スポンジを使って押さえるように塗料を乗せていくと、リアルな錆の質感を表現できます。
板材をフレームの外周サイズにカットし、4枚の板材各々をこれまでにご紹介したペイント法でペイントします。

ペイントした4枚の板材を、フレーム側面に接着すれば完成です。



無骨な「錆」の風合いにヴィンテージな色彩がミックスされた、ワイルドなフレームができました。

インダストリアル系や男前インテリアなど、ハードテイストな空間におすすめです。


作品のクオリティーはペイントで決まる!



いかがでしたでしょうか?

今回、5つのアンティーク風ペイント法をご紹介しましたが、塗るだけで100均のフレームがここまでリアルなアンティークオブジェに生まれ変わりました。

ご紹介したペイント法はどれも簡単なものばかりですが、その効果は一目瞭然です。



クオリティーの決め手はなんといっても「ペイント」。

さまざまな創作に役立つアンティーク風ペイント法をマスターすることで、DIYの可能性が確実に広がり、より楽しいものになります。

みなさんも作りたい作品のイメージに合った、さまざまなペイントを試してみてください!



by pinko
大阪市在住。 夫、長女(中学生)、長男(小学生)の家族4人で暮らしています。家具から雑貨まで全てを手作りし、自分スタイルのナチュラル賃貸マンションライフを楽しんでいます。
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